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完全室内飼育と去勢・不妊をする事で、猫はストレスも減り、安全に平和に一生を過ごす事が出来ますし、
メスの場合は、不妊手術により、婦人科系疾患(子宮ガン・卵巣ガン・子宮筋腫など)の予防にもなります。
また、発情期の鳴き声で、ご近所へ迷惑をかける事もなく、性格も穏やかになりますし、
病気の感染や怪我、猫狩りや虐待の被害からも守る事が出来ます。
このページを読み、多くの猫飼育者様が“猫の完全室内飼育と不妊・去勢”を考えて頂けると幸いです。
| ※不妊・去勢手術実施の呼びかけに対する対象者で、以下の方は除外とさせて頂きます。 |
| ■生まれた子猫を全員、誰一人里子に出す事無く、終生飼育出来る方。 |
| ■ペア飼育もしくは繁殖期には必ずお嫁さん・お婿さんを向かえ、かつ、上記を実行できる方。 |
| ■ブランド種のブリーダーの方で、確実に全員購入者を見つける事が出来る方。 |
| ■予定を立てて繁殖されている方。 |
発情期と不妊・去勢の時期
オスはメスに比べて若干遅いケースが多いようですが、
オス・メス共に平均して生後5〜6ヶ月目以降から発情期を迎えます。
発情期を迎えると、メスは甲高い声で昼夜鳴き叫び、転げまわったり、外へ出たがるようになり、
オスはスプレー行為といって、部屋中のアチコチに尿マーキングを始めます。
スプレー行為は、通常の排尿と異なり、後ろへ飛ばすような状態で行いますので、
殆どの場合が家具やカーテンなどにかかり、匂いもかなりキツイので、
一度付いたら、特に布製品などはクリーニングに出してもまず匂いを取る事は困難です。
これらの行動は、一度覚えてしまうと手術をしても直ぐには改善されないケースも多く、
その為、手術は発情期を迎える前の時期、メスが生後5〜7ヶ月、オスが生後6ヶ月〜8ヶ月が理想だと思われます。
ただ、早期不妊手術により、皮膚病や尿道結石を引き起こしてしまったケースもあり、
早期不妊手術を否定する方や獣医師さんもいると思いますので、時期については飼育者さんの判断となると思います。
ご参考までに私の場合は、今まで飼育した猫のうち、2匹は生後6ヶ月で去勢手術をしましたが、
皮膚病や尿道結石にはなっていません。
逆に去勢の時期が遅かった2匹は、去勢前に尿道結石になりました。
因みに去勢・不妊をする事で、通常の排尿臭もかなり低下されます。
不妊・去勢の手術と料金
手術内容は、メスは腹部を切開し、卵巣と子宮の摘出、オスは腹部切開は無く、睾丸のみを摘出します。
メスの場合は入院しますが、オスの場合は日帰りできる病院もあります。
ただ、全身麻酔をしますので、個人的には1泊入院をさせた方が安心だと思います。
費用は地域や病院により異なりますが、1万円〜3万円程です。メスの方が少し割高です。
また、現在は【去勢・不妊手術の助成金制度】を設けている地域も増えています。
助成金制度に関する詳細は、地域の保健所・動物病院にお問い合わせ下さい。
NATURAL LIFE LOVERさんが作成して下さっている全国の犬・猫補助金リストもご参考下さいね!
発情の仕組み
基本的に定期的に発情期を迎えるのはメスだけです。
オスは、発情期のメスの鳴き声と匂いに反応して発情期を迎えます。
メスは交尾により排卵をします(この為、猫には生理がありません)ので、
交尾をしたら100%の確立で妊娠します。
| 完全室内飼育で1匹飼育なので、手術の必要は無いのでは?という方へ |
| 確かに1匹飼育であれば妊娠をする事もさせる事もありませんが、大きな問題点があります。 スプレー行為や鳴き叫びは、飼育者さんだけが我慢すれば済む事ではありません。 匂いや鳴き声により、ご近所の方にとても迷惑がかかるのではないでしょうか。 健康な方でも相当迷惑なはずですし、病人や乳幼児、受験生などもいると思います。 また、問題はその猫ちゃんの事だけには留まりません。 発情期を迎えたメスが鳴き叫ぶのは、オスを呼び集める為ですので、 この鳴き声により、オスの野良猫が集まってきたり、 近所で飼育されているオスが反応して鳴くようになります。 集まってきたオス同士は、メスの取り合いで激しい喧嘩を始めます。 その喧嘩の鳴き声で、更に迷惑をかける事になりますし、 喧嘩が原因でその猫達が大怪我をしたり、最悪、死に至る場合もあります。 集まった猫達により、ゴミ捨て場や庭の花壇を荒らされたり、 子供達が遊ぶ公園の砂場や家、庭に猫達が排泄をする可能性も十分にあります。 問題をご自分の事だけで考えるのではなく、全体的に大きく捉えて、手術を考慮して頂けると幸いです。 |
| 自然の法則に反しているし、手術は可愛そう(T_T)という方へ |
| このご意見は、私自身は決して否定はしません。 お気持ちはとても理解できます。 けれども【動物を飼育する】という行為が既に自然の法則に反していると思いますし、 飼育する以上は、飼育する動物の事は勿論、ご近所への迷惑も配慮する必要があります。 手術は確かに可愛そうではありますが、発情期を迎えているのに恋愛相手を見つける事も出来ず、 ただただ我慢させてストレスを溜めさせてしまったり(円形脱毛症や心身症になるケースもあります)、 手術後のメリット、例えばメスは子宮や卵巣の病気、オスは肛門周囲腺腫などを防ぐ事ができたり、 喧嘩による怪我や病気の感染も含めて、ストレスを軽減させて暮らせる事を考えれば、 手術をしたほうが【可愛そう】な思いをさせる確立は大きく低下するのではないかと私は思うのですが、 いかがでしょうか。 仮にペア飼育をし、発情期⇒交尾⇒出産で、 生まれた子猫を全てご自分で育てられる方であっても、その子達は全て血縁ですから、 【近親交配】という問題が出てきます。 色々な理由を考えても私は不妊・去勢をお薦めしたいと思います。 |
被害を受けた人にとっては、あなたの愛猫は害獣に過ぎません。 |
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| 車に登り、傷を付けられる。 あなたの大切な愛車で見知らぬ猫が寝ていたら・・・? |
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| 花壇を荒らされる。 あなたが猫を可愛がるように、お花や盆栽を子供のように大切に育てている人もいます。 |
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| 他者の家や敷地内に糞尿をする事による被害。 あなたがされたらどう思いますか? |
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| 猫嫌い、猫恐怖症、猫アレルギーの方への精神的被害。 アレルギーや恐怖症の辛さも含め、もしあなたの嫌いな生き物が放し飼いにされていたら・・・? |
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| 喧嘩や繁殖期などの鳴き声による被害。 赤ちゃんや病人、受験生もいますし、不眠やストレスにより心身症や身体的な病を発病するケースもあります。 |
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愛猫の健康管理やあらゆる危険から守り、保護するのが飼い主の役目です。 |
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| 蚤、伝染病や感染症、病気の早期発見が遅れた為の死亡。 外に出していて尿の色、回数、便の状態が分かりますか? 尿結石で尿が止まってしまった場合、12時間以内に死に至るとも言われています。 |
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| 農薬や殺虫剤の撒かれた畑や草むらに入り、体に付着した毛を毛繕いで舐めての死亡。 花壇にも農薬や殺虫剤を蒔きます。 |
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| 毒性の高い植物を食べた為の中毒死。 家庭で栽培されている朝顔なども含め、猫が中毒を起こす植物は沢山あります。 |
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| 家の敷地の縄張りを他の猫に奪われ帰れなくなってしまい帰宅できなくなる。 力の弱い猫は他の猫の縄張りには侵入できません。また、縄張り争いの末に死亡するケースもあります。 |
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| 交通事故による怪我や死亡。 猫は恐怖を感じると、その場に立ち竦んでしまう為、轢かれる可能性が大きいのです。 |
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| 猫狩り、動物実験業者による連れ去り。 猫が三味線の皮や拷問のような動物実験に利用されている事はご存知ですか? 人馴れしている猫ちゃんは、実験に利用しやすいので実験者に喜ばれるそうですし 1匹5千円〜1万円で引き取られますので、それらを商いとしている主婦グループや獣医もいます。 |
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| 虐待のターゲット。 憂さ晴らし、復讐、猫を追い払う為・・・虐待者の心理は様々です。 自宅に連れ去り虐待や虐殺するケース、武器の威力を試す人、道に毒入りの餌を撒く人 野外飼育でこれらの事から猫を守れるのでしょうか? |
| 東京都動物保護管理審議会 ≪都市での望ましい猫飼育のあり方≫3原則 |
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| 逸走の防止、糞尿の被害を防止、 野鳥などの小動物への被害を防ぐ、 交通事故や感染症の危険から猫を守る |
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| 飼い主の責任をハッキリさせる | |
| 不幸な命を生みださない | |
| 東京都動物の保護及び管理に関する条例 | ||
| 第1章 総 則 (飼い主の責務) 第6条 |
飼い主は、動物の本能、習性等を理解するとともに、 飼い主としての責任を十分に自覚して、 動物を適正に飼養するよう努めなければならない。 |
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| 2 | 動物の所有者は、動物を終生飼養するよう努めなければならない。 | |
| 第2章 動物の適正な飼養等 (動物飼養の基本事項) 第7条 |
飼い主は、その飼養する動物について、次の各号に掲げる事項を守り、 動物を適正に飼養するよう努めなければならない。 |
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| 一 | 適正にエサ及び水を与えること。 | |
| 二 | 適正に飼養できる施設を設けること。 | |
| 三 | 動物及び汚水を適正に処理し、施設の内外を常に清潔にすること。 | |
| 四 | 公共の場所並びに他人の土地及び物件を不潔にし、又は損傷させないこと。 | |
| 五 | 異常な鳴き声、体臭、羽毛等により人に迷惑をかけないこと。 | |
| 六 | 逸走した場合は、自ら捜索し、収容すること。 | |
| (猫の飼養) 第8条 |
猫の飼い主は、他人に迷惑をかけないように飼養するよう努めなければならない。 | |
| 外に出たがってうるさい |
| 野外飼育から完全室内飼育にする事で一番多い問題点だと思います。 何故、外に出たがるのか・・・? それは、外に猫ちゃんのテリトリ(縄張り)があるからです^^ これを改善させる為には、まず猫ちゃんの性質を知って頂く必要があります。 『部屋の中では自由に遊べなくて可愛そうだから』という方もおられますが、 猫は犬のように元気に外で走り回るのではなく、暗くて狭いところでじっとしていたり、 日向で寝ているのが好きな動物です。 また、歩行や走行などの横運動が主流である犬と異なり、 猫は縦運動(高いところに登ったりジャンプをするなど)が主流ですし、 ネズミやボールのオモチャで遊ぶのも好きですが、遊び目的ではなく【狩りの練習】ですので、 殆どが影からオモチャに飛びついて加えて運んだり、手でチョイチョイして弄ぶ程度ですので、 部屋の広さは全く問題ありません。 ある程度オモチャを散らばせて置いてあげて、タンスやキャットタワーなどを利用して登れるスペースを作ってあげたり、 猫ジャラシなどでジャンプ運動をさせてあげれば十分です。 問題はテリトリです。 家と外を自由に出入りしている子がきちんと家に戻ってくるのは、 その家の敷地がその子のテリトリになっているからです。 猫は自分のテリトリ以外の場所に行く事に強い恐怖感や不安感を抱きます。 病院に連れて行くためにケージに入れる時や入浴の為お風呂場に連れて行くと騒いで暴れるのは、 そこがその猫ちゃんにとって普段は行かない場所、つまり自分のテリトリではないからです。 よく『暫く帰って来なかったので心配していたら1週間後にヒョッコリ帰ってきた』というケースがありますが、 それはその敷地が他の猫のテリトリになってしまい、 家に帰って来られなくなったという事も理由の一つとして考えられます。 また一説によると猫には猫の集会(朝の4時に行われるという説もありますが^^;)があり、 この集会に出ないと、自分のテリトリが他の猫に奪われてしまうので必死になるとも言われています。 これを纏めれば猫が外に出たがる理由は、外で遊びたいから騒ぐのではなく、 ・テリトリ他の猫に奪われてしまう為。 ・自分のテリトリなのに立ち入り禁止にされた苛立ち。 と云う事が言えます。 |
| 猫が外に出たがる理由に、もう一つ考えられるケースがあります。 それは、生活している環境が猫にとって居心地が悪い場合です。 例えば下記のような事が原因として考えられます。 ●同居者に他の猫、動物、人間の子供などがいる場合。 ●トイレの場所や食事の場所、食事の内容が気に入らない場合。 ●同居人の気分にムラがあったり、やたらと触ったり構いすぎる場合。 ●同居人の中で怒鳴り声や騒ぐ声、喧嘩などが多い場合。 ●同居者が常に香水をつけていたり、タバコや芳香剤など猫が不快と感じる匂いがある場合。 などです。 猫は犬や人間のような団体行動動物ではなく、一人で生活する単体行動動物です。 本来であれば一匹で飼うのが理想です。 ただ私自身も3匹飼っていますが、猫同士にも人間関係と同じく≪相性≫がありますので 2匹目を受け入れる際には、先住猫の様子と相性を十分に見てから決定する必要があります。 でも、その相性を無視していたり他の猫と共同でトイレや食事をさせていると、 自分自身のテリトリが無い為、非常にストレスも溜まりますし、 当然≪家以外の場所≫に自分のテリトリを作りに行こうとします。 トイレや食器は各自一つづつ与える事が必要不可欠ですし、 食事をする場所とトイレが近いのもストレスの原因になります。 これは人間心理と同じように考えて下さい。 また猫はベタベタと触られたり構われたりするのが好きではありません。 大きい声や低い声も嫌います。所謂≪猫撫で声≫が好きです^^ 多くの猫が、大人の男性や子供を嫌うのはこの為です。 以上を参考に、猫ちゃんのストレスとなるものが無いか探してみるのも方法の一つです。 |
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